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sweet home

ひとりで暮らしてもうすぐ1年になる。

3~4年以上もしひとり暮らしをしたら、

というくすぶった時期があったおかげで、

ひとり暮らし、というキーワードのかたっぱしから読み込み、

治安、電車の路線、住みたい場所、家賃相場、周辺地図、

地形、地盤から徹底的に調べ上げて

今の自分にとってちょうどいい場所に住めたことが一番良かった。

おかげでへたに1人暮らしに気合を入れることもなかったので、

一人暮らしはじめあるあるのいらないものを不要に買うとか、そういうのもなかった。

 

いつかまた引っ越す時の自分のためのメモ

 

・図書館の施設が充実している区に住む

料理本とかかさばるわりに作る回数はそんなにない本は得に図書館が便利。

・多少家賃はあがっても駅から近い物件は良い。

ただし電車の線路の目の前の物件などはうるさいので避ける

・冷蔵庫はひとり暮らしには少し大きいと思いますよ、と

電器屋さんに言われても自炊をするなら大きめを買う。

・テレビはやっぱりなくて全然困らない

突然の悲しいニュースに心を揺さぶられることがない。

知るべきことはたくさんあるだろうけど、世の中が悲しいことはとうに知っている。

・ベッドは今のところいらない。

あると便利だけどスペースをとる&捨てるときが本当に大変。

掃除も楽だし部屋が広く使える。友人が複数来ても余裕で泊められる。

ひろい家に住めるだけの余裕があるなら別

・ウォークインクローゼットがある程度広いところがよい。

そこに衣類、書籍類全て収納できればリビングになにも置かなくていいので楽。

衣類、書籍は都度新しいものを買ったら必ず処分もする。

・衣類保管サービスは本当に良い。

色んな匂いがしみついたり、見えないうちに汚れていたお気に入りのコート類が

きれいになって帰ってきたうえに夏場の保管に困らない。来年も継続。

・近くに安めの大型スーパーと高級スーパーが混在していると便利で楽しい

・一人暮らしなので(エコではないが)ディスポできるものはディスポで。

トイレ掃除のものもディスポ、食器洗い用のスポンジもナマモノ、油ものを洗ったらすぐ捨てる。衛生的に保てるので気持ちが落ち着く。

 

・PCとwifiはすぐ使える環境が良い。

数年前から一人暮らし計画を立てていたときから

テレビは買わないと仮定して

ノートパソコンでも動画がそれなりにきれいに見えるディスプレイ、

朝も音楽をYoutubeで流したいので起動が早い、などを

スペックを入念して選んで購入した。本当によかった。

小型のBluetoothスピーカーもあると引っ越ししたてでも楽しく暮らせる。

Windowsのofficeは付属しなくてやっぱりよかった

ノートパソコンを買う時、officeソフトも購入すると値段が安いときでも1万ぐらいあがる。悩んだ末office365という月額、年単位のサービスがあると知ったので解決。

職業柄年に数回パワポを使う位なので、

月額1000円程度で最新のofficeを使えるのは本当に便利。

・掃除機も特に必要ない

あれば便利なことは間違いない。たとえ充電式のハンディでも多少なりとも場所をとるし、重い。エアコンの掃除など大掃除の時に家電レンタルサービスで借りる方が私にはよい。あとはクイックルワイパーとかで全然自分の気にならない程度に掃除ができるのでOK。

・保温ポットはあると楽

電気ポットは電気代と衛生的に少し気になるので、

サーモスの1リットルの保温ポットを購入した。

ティファールでお湯をわかしたらポットに入れて、

しばらくはリビングで熱いお茶をたのしめるのはとてもいい。

・最初に必要な家電は洗濯機、冷蔵庫、レンジがあれば全く問題なし

今も家電はその3つしかない。でも悩んだ末に増えたら増えたでまた楽しいと思う。

・一人暮らしの自炊はもって半年だと友人がみんないってたけど

わたしは料理が結構好きなんだと気づいた。料理は楽しい。

凝ったものでなくても、仕事でうまくいかなかった日でも、

料理が完成し、美味しく食べられたという達成感が残り前向きになれる。

 

・運動はした方がいい。精神衛生のためにも。

年明けて色々悩んでまたヨガを始めた。

前よりもヨガにはまってしまい、毎日通いたいぐらい。

スタジオに行けなくても、今は朝と夜に6~10分のYoutubeのヨガをしている。

私は精神がゆらぎやすいので、今後も継続。

 

 

 

今後

・ちょっといいマットレスが欲しい

・コンパクトな食洗器、もしくは食器乾燥機はずっとほしい。

・良いお皿を増やしたい。親から譲ってもらった作家さんのお気に入りのものがあって、一人には十分な数あるので増やすことに悩んでいる。

もともと好きなものはなんでも収集するところがあるので…

・ストゥブがほしいけど重くて意外と使いづらそうなので大きさ等悩んでいる

・お菓子を作る気もないのでレンジ機能のみのレンジにした

最近オーブン料理が気になり始めたので、いずれはオーブンレンジを買うと思う。

 

自分にとって最低限の必要数を知りたくて今まだ模索中。

仕事はたのしいとはいえないけど暮らしはたのしくてしかたない。

この生活を維持するために仕事をしている。

2020

 

今年の目標

・LIVING MY TRUTH

・LOVE MYSELF

・WORK HARD,PLAY HARD

 

もう少し具体的に

 

・朝食は必ず摂る

(食べた方がコンデションがいいとわかっていても食べない時が多かった)

・仕事へのメイクやヘアセットを無駄だと思わない・怠らない

(仕事用と遊び用の服を完全に分けていて、出勤する服はほんとに適当、メイクも最低限で投げやりになっているので)

ファストファッションを買わない

・英語を楽しみながらコンスタントにつづける

・海外に旅行する(タイ、フィンランドスウェーデンスリランカ…)

・適度な運動をする(ヨガorパーソナルトレーナーのジムを検討中)

・自分を卑下しない(しそうになったらQueer Eyeを見返す)

・ヒールのある靴も履く

・睡眠の質をあげる(ベッドの中のkindleスマホの習慣をやめたい)

・香りにこだわる(好きな香水、お香、アロマを大切にする。浪費ではない)

・映画、読書を愉しむ

・貯金、返済、自己投資のバランスを考える

・同じ歳の人は、周りはこれをやっているから…といって焦らない

・ときどきは花を買う(去年は全くできなかったので)

・仕事はあくまでお金を得るための手段ということを忘れない。

それを忘れて無駄に精神をすり減らさない。されど手は抜かない。

プロフェッショナルでなければならないことは忘れない。

職場の人との関係はあくまでも希薄に。近づきすぎない。

・休みの日まではしっかり働く。休みの日に仕事のことを考えて憂鬱にならない。

オンオフが切り替えられるように。

・精神も身体もセルフケアをすることを忘れない。

・今年の誕生日に資生堂のフォトスタジオで自信を持った笑顔で、

家族と写真を撮ることが私の20代のひとつのゴール。

 

去年良かったことは

・引っ越しして、自分の中では期待以上の家に住めていること

・服を買ったのは2着のみ

(今まではストレスで買ってはすぐ捨てるを繰り返していた)

・今のところ最低限の持ち物で生きている

今後も大きな家電や家具を買うときは慎重に検討する。

(テレビは購入予定なし、掃除機は大掃除の際家電レンタルで済ませた)

・冬服のクリーニング&保管サービス

 

 

20代の最後は笑って迎えたい。

nighty night

 

纏足のような職場と環境をはなれて、

今も信じられないけれど、別の地に生きている。

 

浮足立つこともなく、自分でも意外なほど平然と、淡々と。

転勤族の性のようなものなのかもしれない。

今いるところに一日も早く適応するための、

コントロール力のようなものが働くのかもしれない。

出勤中に標識を見上げるたびに、それでも夢の中にいるような、

不思議な感覚になる。

友達と離れるのは、寂しいけれど寂しくなかった。

会いたい人には遠かろうと会いにいくし、会いたくない人には近かろうと会わない、

そういうものだと知っている。

私に故郷はないけれど、

わたしはわたしが望むところへ、どこにでも住めるという自由がある。

 

10年ぐらい前、いろんなことがあって、

私は大学を自主退学して、一時期フリーターだった。

時間が自由に組めて、それなりに楽だったけれど、

なぜかいつも宙ぶらりんで、何も持っていない、という劣等感が募り、

初めて会う人に、いまなにをしてるの?と訊かれるのがすごく嫌だった。

今はよかったのか、わるかったのか、

国家資格の有資格者となり、あんまり向いてないな、いつか辞めたいなと思いながらも

それに生かされているという何ともいえないジレンマとたたかっている。

それでも社会と何らかの形でかかわっている、というのは

あの頃のわたしが切望した未来だろうと思う。

今の生活にまだ慣れてはいないけど、

でも今の家と美味しいごはんがあれば

私はまだ生きていけると思う。

 

でも、わたしはまだ

もっともっと遠くに行きたい。

 

シアン

退職予定日まで

あと半年ぐらいあって、

仕事のモチベーションはどん底だけれども、

その先のビジョンに向かって

半年で仕事以外でやりたいことを

とりあえず片っ端からやることにした。

なんでもお金をかけたらいいってわけでもない…とおもってかなり厳選した。

 

身体のラインを整えること。

パーソナルトレーナーと契約。

値段はやや高いけど、自主トレは続かないのがわかっていたし、知識もなくやみくもに大手のジム通いはしたくなかったのと、ジム特有の空気が苦手なこと、かなり時間に融通がきくこと、自宅でできるトレーニングがあること、自分の目標に向けて具体的なプランを期限まで決めて提案してもらったこと、有国家資格者なので体の歪みがどこからきているのか、トレーナーよりももっとコアに、具体的に示してもらえたのが決め手だった。やるしかないのよ。

 

 

コマーシャルで、

自分史上最高の、っていうコピーがあって、その時はピンとこなかったけど、

この先もずっと整形やなんや感やしない限り、この顔でからだで性格で、

しかもなんも手をつけなければ、年齢的に右肩下がりになるばかりで、

でもちょっとがんばればまだなんとかなるかもしれない年齢にまだ立ってるような気もして、間に合うような気がして、

今の自分ががんばればどこまでできるのか、とりあえず片っ端からいろんなことを手をつけ始めた。

10代も20代もなんだかやさしい地獄にいるような日々で、やりたいことは後回しで、親の望みや他人のいう通りに生きて、楽しちゃって、

逃げられなくて、苦しくて、

せめてまた年代越えるまでに自分にしてあげられることってなんだろうと思った時に、今までの自分の中で最高を目指すことが浮かんできた。

は、いいけど最高が抽象的すぎていまいちよくわからない。

なので、ひとまずはあの頃なりたかった自分、やりたかったこと、

ひとつ年号が変わる前になにかやり遂げたいと思って。

わたしには結婚も出産も今は差し迫るものがなにもない。なにもないから自由だし不自由でもある。学生のころみたく学年があがったり進学したり、年齢ごとのイベントが自分で決めない限りあるわけじゃないし、かといって周りを見て急かされたようにいろんなことを決めるのも違う。

でも堕落と絶望の日々にさよならしたくて、周回遅れのような人生だけれど、同じ年代の人が味わい尽くしてすっかり慣れてしまったようなことも、わたしにはなにもかも新鮮に思える感覚があると思えば悲しくないのかもしれない。

見落としたりほしいのに手に入るはずないから見ないふりしてきたことを、もっと拾ってあがいて愛でてあげたっていいんじゃないかとようやく思えてきた。

 

平成最後の夏が来る。

 

 

 

 

 

 

 

絶望とまではいかないはなし

タクシーでStevie wonder
Golden Ladyが流れた。
夏がきたな、と思った。

もう会うこともない
過去の友人の名前を
友人の友人として、
フェイスブックで見かけた
フト、見た。
その子は中学生の頃から
センスがあって、お洒落で、
服飾関係の仕事に
就くのが夢と言っていた。
おそらくその夢が
折れることなく豊かに育って、
今、その場所にいるんだと知った。

そういう話を見聞きすると
いいなぁ、で胸がいっぱいになる。
その人は好きな人生を選べたのだ。
と思う。
その人の見えない努力や
そういったのとはべつで、
夢を追う強さと、自由があることが。

わたしは、その頃には夢があって、
でも、親に、コレになりさえしたら
あとはどんなことでもしていいよ、と
とてもとても芽の柔らかい時期に
云われたものだから、
その言葉が呪いのようにしみこんで、
鎖みたいに外れず、もし外したら、
わたしは見限られる、と思ったら、
それ以来、動けなくなってしまった。

親の期待に応えたら、
これさえ終われば、
わたしは好きなことが、
と唱えながら、十と数年が経つと
これが終われば、好きなことを仕事に、
と容易く口走れるほど
子供ではなくなっていて、
いざ、わたしはこれになりたいです、
というのも、
なぜだか道を間違えたみたいな
不安な気持ちになって、
ついには願うことをしなくなった。
わたしの今いる道も
きっと間違いではないだろう
親の願った、そこそこ安泰
というやつだろう。

私は親を好きだけれど、
でも、もしも親に一言、嘘でも、
好きなことをがんばりなさいと
言ってもらえたら
どんなに救われただろうと
今でも思ってしまう。
模試の進路希望の欄に
好きな、行きたい大学を
書けるクラスメイトが羨ましかった。
叶わなくたっていいのだ。
選べる、という自由があるだけで。

結果、
わたしは失敗作になったわけだけど、
どうせ失敗作なら
好きなことをやって失敗作になるのも
あんまり変わんなかったんじゃないかな、と思う。

わたしもショートケーキになりたい。
ショーケースにならんだ
つやつやの苺をのせた。
いいなぁ、と思うのだ。
いつも世界の外側から。